Let’s study 播州織

2015.10.27

スラブ糸

 

 

スラブ糸とは

 

 

 

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こんにちは、クロコミのナカムラです

 

私がよく使っているお気に入りの生地の中に

スラブ チェック柄 〜系という種類の生地があります。

 

この「スラブ」ってみなさんなんだか分かりますか?

 

「スラブ」とは、スラブ糸の事です。

 

じゃあ、スラブ糸ってなんなのか、、、

 

スラブ糸は簡単に言えば「ムラのある糸」です。

img32-01

糸は、細いわた状の繊維を、平行に引き揃える作業を何回も繰り返し、

これを合わせて引き伸ばし、それで真っ直ぐで均一な太さにするという

工程でつくられますが、そのとき人工的に「ムラ」を作り出した糸がスラブ糸です。

 

しっかりと擦りをかけて細くした部分、あまり擦りをかけないで

太くした部分を”わざと”作った糸です。

 

つまりスラブ糸とは、太さにムラがあり、

1本の糸に太いところと細いところがあるというわけです。

 

 

実際に織り上がった生地を見てみましょう。

img32-02

真ん中の黄色い糸をよくみると、このように糸にムラがあるのが分かります。

 

 

デザイン上、織物の風合いに変化を与えたり、ふわっとした感じに仕上げたいときに

使われれることが多いようです。

軽量なのに、ボリュームがあるという織物をつくるのもスラブ糸の得意技です。

織物風合いに変化を加えたり、素朴感溢れる風合いを増したり、

ふわっとした柔らかい印象に仕上げたいときに用いられます。

軽量なのにボリュームがある、そんな織物を作るのもスラブ糸ならではです。

 

 

ちなみに、、、

この太い、細いは、製糸するときに、繊維を巻き上げているローラーの回転数を変えることでつくります。

clocomiでもスラブ糸を使った風合いある生地を
販売しております。

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オススメのスラブ糸を使った生地

01

スラブチェック柄 オールドスタイル
460円(内税)

 

03

 

スラブチェック柄 ピンク系
460円(内税)