2015.10.27
スラブ糸
スラブ糸とは
こんにちは、クロコミのナカムラです
私がよく使っているお気に入りの生地の中に
スラブ チェック柄 〜系という種類の生地があります。
この「スラブ」ってみなさんなんだか分かりますか?
「スラブ」とは、スラブ糸の事です。
じゃあ、スラブ糸ってなんなのか、、、
スラブ糸は簡単に言えば「ムラのある糸」です。
糸は、細いわた状の繊維を、平行に引き揃える作業を何回も繰り返し、
これを合わせて引き伸ばし、それで真っ直ぐで均一な太さにするという
工程でつくられますが、そのとき人工的に「ムラ」を作り出した糸がスラブ糸です。
しっかりと擦りをかけて細くした部分、あまり擦りをかけないで
太くした部分を”わざと”作った糸です。
つまりスラブ糸とは、太さにムラがあり、
1本の糸に太いところと細いところがあるというわけです。
実際に織り上がった生地を見てみましょう。
真ん中の黄色い糸をよくみると、このように糸にムラがあるのが分かります。
デザイン上、織物の風合いに変化を与えたり、ふわっとした感じに仕上げたいときに
使われれることが多いようです。
軽量なのに、ボリュームがあるという織物をつくるのもスラブ糸の得意技です。
織物風合いに変化を加えたり、素朴感溢れる風合いを増したり、
ふわっとした柔らかい印象に仕上げたいときに用いられます。
軽量なのにボリュームがある、そんな織物を作るのもスラブ糸ならではです。
ちなみに、、、
この太い、細いは、製糸するときに、繊維を巻き上げているローラーの回転数を変えることでつくります。
clocomiでもスラブ糸を使った風合いある生地を
販売しております。
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オススメのスラブ糸を使った生地