Let’s study 播州織

2016.01.25

無撚糸

 

 

 

こんにちは、ナカムラです

 

 

前回は「撚りの数」についてみていきました。

今回は織糸の「撚りの数」について見て行きましょう〜◎

 

 
まず、これは前回の復習なのですが、

織り糸の「撚りの数」は

 

・無撚糸

・甘撚糸

・普通撚糸/並撚糸

・強撚糸

・クレープ糸

 

この5つに分けられます!と紹介しました!!

今回はこの中から「無撚糸」について見て行きたいと思います。

 


無撚糸

 


_IGP1739

無撚糸とは、撚りがかかっていない糸や、ほんのわずかに撚りをかけ、糸の集結が

崩れないようにしてある糸のことを言います。

 


無撚糸はどんな時に使うのか、、、?

 


 

無撚糸は、やわらかな織物や、

ふくらみのあるふんわりした織物を織りたい時、

また、肌触りのいい織物を作りたい時、

繊維の持ち味をそのまま使いたいとき、

光沢の強い織物を織りたい時

ブログ01

吸湿・吸水性がいい織物を織りたい時などに使われます。

無撚糸は、筋糸(すじいと)として用いたりすることもあるそうです。
ブログ02

光沢があり、柔らかな無撚糸と、

無撚糸のような特徴が乏しい 撚りのかかった糸との差を利用して、

生地に微妙な変化を与えたりすることが出来ます。
フィラメントは撚りがかけられる事によって、

光沢や柔らかさなどの持ち味が少なくなってしまうので、

それを避ける方法として用いられるのが無撚糸なんです!!!