Let’s study 播州織

2016.03.28

コットン100%だけど…

こんにちは、ナカムラです。

クロコミにはコットン100%の生地がたくさんあります。

 

しかし、同じコットン100%なのに肌触りはまったく違います。

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サラサラしている生地や、ふんわりしている生地、

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ざらりとしている生地。

色々な肌触りの生地があります。

 

 

なぜ同じ綿100%でも生地の質感や肌触りが全然違うのでしょうか?

それは、糸の太さ、細さ、密度がかかわります。

生地を織る際につかう糸の細さが大きな鍵となります。

糸は細い糸もあれば、毛糸のように太い糸もあります。

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細いほど当たりが柔らかいので 手触りが良くなります。

 

薄い生地を作るための細い糸、厚地の生地を作るための太い糸といったように

糸はその太さによって生地に様々な表情と風合いを 表現するので

織物を織って行く上で、糸選びはとっても重要なんです!!

また、密度の多い生地は、糸と糸の隙間がなく、しっかりしていて丈夫。

丈夫でミシンがけをするときにサクサクすすめから扱いやすい。

密度の少ない生地は、糸と糸の隙間が広く、透け感があり、ふんわり軽い生地。

柔らかく、優しい肌触りになります。目を粗くすれば粗くする程しなやかでシワに

なりにくい生地になります。

また、生地が柔らかいため、ミシンへの巻き込みが起きやすいですがゆっくり丁寧に

縫い進めれば初心者さんでも大丈夫。

このように同じコットン100%といっても糸の太さや密度によって肌触りや質感が

全く変わってきます。

 

生地を購入する際は、素材だけじゃなく、密度や糸の太さなども

気にしてみて下さいね♪