Let’s study 播州織

2015.06.12

播州織とはPart1 ~ざっくり説明編~

こんにちは。ナカムラです。

さて、今回から新コラムが出来ました!!このコラムは伝統ある播州織の知識を深めたく、播州織の事を基礎から勉強しようということになり、せっかく勉強するんだから頑張ってまとめて皆さんにも分かりやすく説明できないかなと思い、このコラムを書かせていただく事になりました。少し分かりにくかったりするかも知れませんが、なにとぞよろしくお願いいたします!

第一回目は簡単に播州織の事を説明したいと思います。

本当にざっくり説明すると、播州織は北播磨の美しく豊かな風土に育まれた、200年以上前から続く伝統ある織物です。糸を先に染めてから織る”先染め織り”が特徴です。

ここから少し詳しく説明していきます。

播州織の歴史

今から約220年前に宮大工の飛田安兵衛が京都から持ち帰った織物の技術を基礎としています。その後北播磨地域で生産されたため、当初は「播州縞(ばんしゅうしま)」と呼ばれていましたが、明治時代後期に現在の呼び名「播州織」と称されるようになりました。またこの時期に西脇市域で生産力が急激に増加しました。

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播州織の特徴

 

[先染め織り]

播州織の一番の特徴は”先染め織り”というものです。先染め織りとは、糸を先に染め、染め上がった糸で柄を織るので先染め織りと呼ばれています。染色に適した「軟水」で染め上げます。先染め織りにすることで多彩な色柄を表現する事ができ、色に深みがあります。また、糸の状態で染色するので色落ちしにくいです。先に染めた糸のことを「色糸」とも呼ぶそうです。

img-02[完全国産]

北播磨の自然豊かな場所で軽快に織り上げ、お客様に自然のあたたかさを感じていただきたく、また常に高品質なものが提供できる事でお客様に安心していただきたいのですべて播州地方のもので織り上げています。

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今回はこれで終わりです!どうでしたか?分かりやすかったでしょうか!?次は播州織とはPart2です。織物の原理と経糸、緯糸のことを勉強していきます。

最後まで読んで下さりありがとうございました。