2015.06.15
播州織とはPart2 ~ざっくり説明編~
こんにちは。ナカムラです。
播州織を勉強しよう第二回です!
今回は織物の原理と経糸・緯糸のことを紹介したいと思います。
織物の原理
織物の基本的な組織図で紹介したいと思います。
垂直方向に伸びて並んでいるのが経糸(たていと)、水平方向に一本の糸で往復しながら経糸の間を縫うように走っているのが緯糸(よこいと)です。
経糸と緯糸が交互に上になったり、下になったりしています。この糸の組み方を「平織(ひらおり)」と呼びます。平織り以外に組織は経糸と緯糸の組み合わせにより、多種様々な種類があります。織り方の種類は今後紹介していきます。
次は経糸と緯糸の事を紹介していきます。
糸を一本一本キレイに並べた経糸に、緯糸が交わることで出来上がるとても繊細で美しい播州織が出来上がります。
経糸
出来上がる生地の長さと幅は、準備した経糸の長さと本数によって決まります。また、ストライプやチェックなどの柄を織り出す場合は、色の違う経糸を織り出したい柄に従って並べておく必要があります。一度織りはじめると、途中で経糸を変更する事は困難ですので、計画をしっかりたてて準備しなければいけません。
緯糸
緯糸は、通常は長さを揃えて並べることはしません。緯糸は織っている途中で切れたり無くなったりしても別の糸を繋いだり差し替えたりすることが出来るので合計の長ささえ十分にあれば大丈夫です。今回はこれで終わります!こうして基礎から勉強しなおすと改めて播州織って奥が深く繊細で魅力あふれる 織物だな、とさらに播州織の魅力に気づかされました。これからももう一度改めて基礎から勉強してより深い播州織の知識を高めて行きたいです。