2015.06.17
播州織とはPart4 ~糸について~
こんにちは。ナカムラです。
播州織を勉強しよう第四回目です!
今回は播州織に使われる糸について紹介したいと思います。
糸について
細い糸もあれば毛糸のように太い糸もあります。また、一色の糸もあれば一本の糸に何色も混じっている糸もあり、いろいろあります。糸は”番手”という太さの単位で表されます。
番手とは
番手とは生地の元となる糸の太さを表した数字のことです。数字が大きくなる程糸は細くなります。
糸が細い程生地がやわらかくうすくなるため、風合いや肌触りの良い生地が出来ます。これとは別に番手の小さい太めの糸で織り上げた生地は透けにくく丈夫といった魅力があります。
糸の単糸と双糸
単糸
単糸は一本の糸のこと。番手はそのままの太さ。
双糸
双糸は単糸を2本擦り合せて一本にしている糸のこと。双糸の太さは単糸の太さの2倍で番手は1/2になります。
実際の糸
ピンクが1番手で単糸、紺が30番手で双糸、白が40番手で単糸です。
どうですか?みただけでは見分けは付きにくいですね。単糸と双糸を見分ける時は糸を指で擦って糸が2本に分かれるかどうかで確かめます。
今回はこれで終わります。糸にも様々なものが詰まっています。糸を変更するだけで全く違う表情の生地ができるんです。本当に播州織は奥が深いですね。