Let’s study 播州織

2015.09.16

播州織について -綾織り-

 

こんにちはナカムラです

今日は綾織りについて紹介していきたいと思います。

 

綾織り

 

前回まで勉強していた、最も代表的な織物である平織が、

経糸と緯糸を1本ずつ交互に組み合わせるのに対して、

綾織は、経糸が緯糸2本をまたぐ→緯糸1本の下を通る→緯糸2本をまたぐ 

という具合に、②、①、②、①と交差させていく織り方をします

(③、①、③、①という場合もあります)。

 

綾織りは糸の交差点が斜めの線として現れます。

言葉で表現するのは、なかなか難しいので、図をご覧下さい!!

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遠目に見ると、それぞれ斜めの線のように見えませんか?

 

実際の綾織の布にも、これと同じように斜めに線が走って見えます。

このため、綾織は「斜文織」とも呼ばれます。

001_imgよく見ると斜めにみえますよね

 

柔らかく、伸縮性に優れ、シワがよりにくいという利点があります。

平織に比べると摩擦に弱く強度に欠けますが、一般に密度が高く、厚くて丈夫なのが

特徴で、代表的なものには、デニム、サージ、ギャバジンなどがあります。

 

 

高い密度

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綾織りで作られる生地は他の生地に比べて糸密度を高くする事が可能になるため、

経糸と緯糸の隙間が少なく、みっちり詰まっていて風を通しにくい特徴があります。

糸密度が高いため、生地を厚く作る事も可能となり、独特の風合いが特徴です。

 

シワになりにくい

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織り方の基本ともいえる綾織りは平織りなどと比較した場合、

織り方の特徴から非常に柔軟性に富んでいるためシワになりにくいのが特徴です。

 

 

光沢で高級感!?

 

 

糸同士が交差する部分が斜めに走る独特の雰囲気を持った綾織りの生地は、

糸密度の高さと相まって、非常に上品な光沢感を生み出すことができます。

1方向への糸の露出が多いため、摩擦に弱くなっていまうという弱点も出てきてしまいますが、、、

また、使用する糸の素材によっては光沢の少ない柔らかな質感も出せるため、

秋冬など寒い時期の生地としても人気の高い織り方です。

だんだん寒くなってきたこの時期に是非綾織りの生地をチェックした見て下さいね◎

 

clocomiでも販売しております!!同じ綾織りでも生地によって

それぞれ違う雰囲気があるので実際に触って確かめてみて下さいね

 

 

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clocomiオススメ綾織り生地

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綾織りの代表といってもいいデニム生地です!!

デニムを使うとナチュラルなものからアメリカンな物まで

幅広くおしゃれに見せてくれる生地です。

 

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