ソーイングの豆知識

2015.09.25

手縫い -まつり縫い-

 

 

「手縫いについて – まつり縫い – 」

0908_06

 

 

こんにちは、クロコミのナカムラです

 

秋の月をみると中原中也の「湖上」を

思いだしてしまいます。

詩の一部をご紹介します。

 

”ポッカリ月が出ましたら、
舟を浮べて出掛けませう。
波はヒタヒタ打つでせう、
風も少しはあるでせう。”

 

でもこれは夏の詩だったような、、

忘れちゃいましたが、とても良い詩なので

是非全文チェックしてみてください◎

 

 

さて、今回はまつり縫いについて紹介します。

 

まつり縫いはアップリケを縫い付けるときや、

綿入れ口・返し口を閉じるときに使います。

縫い目が目立たないところがポイントです!!

 

01

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玉止めをして、布の裏側から針を通します。

 

 

02

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01で出した点から、縫い付けたい布へ垂直に針を入れて、少しだけ布をすくいます
(目安は布の織り糸1~2本分くらい)

 

 

03

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初めに針を通した布に針を出します。

 

 

04

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垂直に針を入れ、すくって出す…を等間隔で繰り返します。

 

 

05

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裏から見るとほとんど縫い目が目立ちません!!

 

 

今回は見やすいように、生成りっぽい白色の布に青色の糸を使って説明していますが、

実際にまつり縫いをするときは、布により近い色の手縫い糸(ミシン糸より丈夫)を選んで縫って下さい。

そうすると表からほとんど目立たずにまつることができます。

ただ、まつり縫いをするときに、糸を強く引っ張り過ぎると、布まで突っ張ってしまい、

糸目ではなく布の凹みが目立ってしまうので、力の入れ加減も注意してくださいね。