Let’s study 播州織

2015.11.10

先染め織物は絶品フレンチトースト

 

 

こんにちは、ナカムラです。

 

さてさて、今回も前回に引き続き「先染め」について

ご紹介していきたいと思います◎

 

前回は先染めのメリットとデメリットを紹介しましたが、

今回はメリットの部分をもう少し詳しく掘り下げて

いきたいと思います。

 

 

先染めのメリット

 

・布の状態で染めるよりも染料が糸によく染み込む。

・色に深みのあり、艶やかで上品な仕上がりになる。

・糸を何色も組み合わせることにより、特殊な色彩層かの布地を作ることも出来ます。

・糸の状態で染色するので色落ちが少ない。

このようなメリットがありました。

 

 

なぜ、先染め織物後染め織物よりも染料がよく染み込み、

色に深みがでるのか、、、、

 

それは糸を染める時、染料の入った大きな鍋に(こんな大きな鍋)

_IGP1700

糸を浸け込んで染める、浸け染めで染められます。

場合によっては煮たり、何度も干しては

浸けるということを繰り返し作業します。

 

その結果、染料は繊維の奥深くまで入り込む!ということです!!

 

後染めも無地生地なら浸け込んで染めることが出来るのですが、

柄物は浸け込む事は出来ないので先染め織物より深く深くへは

染め上がらないと言う事です。

 

 

例えばフレンチトーストに置き換えて考えてみましょう(^^)

 

後染め織物フレンチトーストは

パン-01

パン-02
もう焼き上がったパンにナイフでフレンチトーストの液を

縫って焼き上げたフレンチトースト。

 

 

先染め織物フレンチトーストは

パン-03

パン-04
細く切ったパンい何時間も液につけて染み込んだ

状態で焼き上げたフレンチトースト。

 

どうですか、フレンチトーストに置き換えると

分かりやすいですよね!!

 

先染め織物のほうが液がしっかり染み込んで

おいしそうですよね。

 

先染め織物は絶品フレンチトーストと同じです!!

 

なんか最後フレンチトーストの作り方、みたいになってしまいましたが 笑

今回はこれで終わります!!