Let’s study 播州織

2015.11.02

播州織になくてはならない存在

 

 

こんにちは、ナカムラです

もう、11月にはいりました。
(え、もう今年2ヶ月しかないの、、、、)

 

10月31日にハロウィンライブがあって

大阪までいっていました、もう、、、大阪の街のハロウィン熱気は凄かった、、

仮装した人、人、人!!もう歩けないくらいの沢山の人です

 

田舎にいる私にはハロウィンとは無縁の世界でしたが

街は凄いですね!!ハロウィン一色で異世界でした、、、笑

 

 

 

さて、今回は「播州織にはなくてはならない存在軟水」について紹介したいと思います◎

 

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我が播州織生産地は染色に適した軟水(なんすい)の宝庫なんです。

産地を流れる加古川、杉原川という川たちは硬度3~4度の軟水で、

とても染色に適しています。この軟水が播州織を作るキーパーソンになります。

 

まず、軟水やら、硬度やら、、、よく分からない、、

 

まず、軟水は

 

簡単に言うと ” カルシウムやマグネシウムなどの金属イオンの

量が少ない水のこと “ です。

 

そして

 

水には主にカルシウムイオンとマグネシウムイオンが含まれていて、

水1000ml中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を表わした数値を「硬度」といいます。

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カルシウムとマグネシウムが比較的多く含まれる水が硬水になります。

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一般的には、軟水、中硬水、硬水と分けられます。

 

この3つ見た目は全部ただの水なんですが、違うところがあります。

 

そうです、風味に違いがでてきます。

 

水道水や買った水などを飲み比べてみたら分かるのですが、

まろやかに感じたり重々しく感じたり、水にも風味があるのが分かると思います。

 

成分の違いから、一般的に軟水は口当たりが軽く、

硬水はマグネシウムが多いほどしっかりした飲みごたえを感じるようです。
少し難しい話しになってしまいましたが

このようなマグネシウムの量が少ない良質な水が糸を染める染料との相性がよく、

美しい鮮明な色が出ると言われ、播州織を支えています。

 

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まさに、軟水=播州織です、軟水がなければ良い播州織が織れない、という事です。

播州織は軟水や、広大な自然に恵まれて生まれて、受け継がれてきた織物です。