2015.11.30
知ってる?原料による糸の種類~天然繊維~
知ってる?原料による糸の種類 ~天然繊維~
こんにちは、ナカムラです。
前回から「糸」について紹介してきました。
今回も糸についてです。
そして今回は糸の種類について紹介したいと思います。
今回はclocomiでも多く使われている「天然繊維」についてご紹介します。
天然繊維を紹介するまえにまずは少し糸の分類から見て行きましょう。
糸の分類
少し前回のおさらいになるのですが糸は様々の事柄で
分類することができます。大きく分けて5つ。
① 原料による分類
② 繊維の長さによる分類
③ 糸の本数や擦り数による分類
④ 加工による分類
⑤ 糸の用途による分類
では、今回は①の原料による分類を紹介して行きます。
原料による糸の分類

糸には綿糸・絹糸・毛糸・ナイロン糸などさまざまな原料で作られています。
原料を大きく分けると2つ。では、2つに分けて見てみましょう。
天然繊維・科学繊維
この二つに分ける事ができます。
そして、今回紹介するのは天然繊維について。
天然繊維
天然繊維とは植物や動物から取れる自生繊維を天然繊維といいます。
だから、天然繊維の中でも「植物繊維」と「動物繊維」の2つに別れます。
※指定外な繊維もございます。
天然繊維の歴史は文明の歴史とも言えます。
石器時代では人々は狩猟生活を営んでいたところから、獣の毛皮が身にまとう素材と
して主でしたが、歴史上の各文明にはそれぞれに利用する繊維があったと考えられています。
エジプトで紀元ころの羊毛のつづれ織り断片が出土しており、天然繊維は麻や綿など
の植物繊維と絹や羊毛のような動物繊維に分けられますが、いずれも早くから人々に
利用されてきました。
天然繊維ー植物繊維

大きく分けて「コットン」「リネン」の2種類です。
植物繊維は私たちの日常生活を送る上で多く使用されている綿コットンとリネンが一
般的となっております。コットンは肌触りがよく、吸水性のある素材として親しまれ
ています。また、リネンは清涼感のある夏向きの素材として知られています。
天然繊維ー動物繊維

大きく分けて「ウール」「シルク」など。
天然繊維のもう一つの大きな分野に動物繊維があります。動物繊維は、よく使用され
る分類として、絹(シルク)、羊毛(ウール)、そして、その他の獣毛繊維の三つに
分けることができます。
更に獣毛繊維には動物の種類によって様々な繊維があり、羊毛、 カシミヤ山羊、ラク
ダ、モヘア( チベット山羊など)、 アルパカ 、 アンゴラうさぎ、野うさぎなどがあ
ります。
指定外
「テンセル」
このように天然繊維の中でも細かく分類されています。
それぞれの繊維の特徴はまた後日見て行きましょう◎
では、次回は科学繊維。