2015.11.19
織機
こんにちはナカムラです。
さて、今回は織り機について紹介したいと思います。
織機
clocomiの織り機は「ジャカード織機」です。
ジャカード織機とは、紋織物を織る機械。
穴をあけた紋紙の操作により、複雑な文様が織り出せる。
1804年、フランスのジャカールが発明しました。
穴の有無に従って上下する金属針とシャフトを連動させて
シャフトを個別に上下させ、穴によって指示された経糸だけを
引き上げて横糸を通し、カードのパターン通りの模様を織る。
最近ではコンピュータデータ化されたため、
19世紀とは比較にならないすさまじい速さで布が織れます。
※ジャカード織についてはこちらをご覧下さい。
現在はほぼコンピュータデータ化された織機で織られています。
しかし、一度糸を織機に掛けてしまったら、後は機械さんお願いします!
という訳にはいかなくて、、、
常に人の手でメンテナンスをしながら動かさないといけません。
高速化された故に織っていると糸が切れてしまうことがあります。
細い糸なんか特に切れやすいです。
(この写真は織機ではありません、サイジングの写真です。織物を織るどの工程でも職人さんがついて、ミスはないか見張っています。)
そして糸が切れてしまうと、織機は止まってしまいます。
切れた糸をつなぎ合わせ再び機を動かさなければいけません。
もちろん、糸が切れないように調節をしたりしています。
この作業がとっても大変で、大切な作業です。
織りがコンピュータ化されたといってもこうして日々、職人さんが
目をこらし小さな事でもサッと、気を配っていくことで
上質な播州織が出来上がって行くんですね!!