2015.12.01
知ってる?原料による糸の種類Part2 ~科学繊維~
こんにちは、ナカムラです。
前回は ”天然繊維” についてお話しました。
今回は科学繊維についてご紹介したいと思います。
科学繊維

化学繊維は天然繊維に対して用いられる言葉で、原料や製造法により、
「再生繊維」「半合成繊維」「合成繊維」「無機繊維」に分類されます。
化学繊維はお高いシルクの代用品として開発され、天然繊維の代わりとなるものを
気候などの自然環境の変化に関係することなく、安く大量につくれるからといって
製造が開始しました。
今日では天然繊維の代わりとしてというよりも、化学繊維がもつ独特
の美しさやすぐれた性能により、様々な産業分野で使われています。
科学繊維のうち「ポリエステル」「ナイロン」「アクリル」が3大合成繊維といわれ、
もっとも生産量が多く、衣料用に大量に使われています。
ポリウレタンは弾性糸としての特徴を生かし量的には少ないものの、様々な衣料品に
使われています。
今なお、様々な機能性繊維、高強度繊維などが開発され続けています。
化学繊維のうち50%以上がポリエステル、約20%がナイロン、約10%強がアクリル、
レーヨンは8%程度です。ナイロン、アクリルの生産量は1990年以降ほぼ横這いです
が、ポリエステルの生産量は増え続けています。
天然繊維は主に衣料、インテリアに使われているのに対し、
化学繊維は衣料、インテリアのほか、約50%が産業用に使われています。
主な化学繊維
ポリエステル・ナイロン・ポリウレタン・レーヨン・キュプラ・アクリル
などなど、、、まだまだ沢山あります。
少し難しい話しになってしまいました、、
clocomiにもこのような化学繊維と天然繊維を混ぜてつくっているものも
置いています。このような生地は質感が少し違ったり、面白い生地になっています。
clocomi化学繊維と混合した生地

ゴブラン調 銀糸

フランネル生地

エステル大判花柄ジャカード織
etc…(サイトをご覧下さい)
先ほどにもいいましたが、化学繊維は「再生繊維」「半合成繊維」「合成繊維」「無機繊維」に分類されます。
次回はこの3つがどのような科学繊維なのか、見て行きましょう◎