Let’s study 播州織

2015.12.18

糸の本数、撚りの数。

 

 

 
こんにちは、ナカムラです。

 

 

前回まで「繊維の長さによる分類」を紹介してきました。

 

今回からは

 

『糸の本数や擦り数による分類』をご紹介していきます。

 

 

 

 


糸の本数や擦り数による分類

 


 

 

_IGP1741

 
簡単に言うと糸の本数「多い」「少ない」か、

撚りの本数「多い」「少ない」かで分けられます。

 

まず糸の本数が違うとどう違ってくるのかを見て行きましょう。

 
紡績して出来た1本の糸を「単糸」といいます。

2本以上の単子を撚り合わせて作った糸を「撚り糸」といいました。

 

 
「撚り糸」は撚り合わせる糸の本数によって分けられます。

 
・双糸

・三子

・四子

 

 

おおまかには、この3つに分けられます。

 

 

では、この3つをそれぞれどんな糸かご紹介しますね。

 

 

双糸

img4-02

2本の単子を、撚り合わせた糸。二本撚りとも言います。

 

 

三子

3本の単子を、撚り合わせた糸。三本撚りとも言います。

 

 

四子

4本の単子を、撚り合わせた糸。四本撚りとも言います。

 

 
簡単に図に表してみました!!

 

播州織_勉強素材-01

単糸を撚り合せると、そのぶん糸が太くなります。

単糸を2本撚り合わせると糸は2倍の太さになり、3本撚り合わせると

糸の太さは3倍になり、、、、とこのような感じで

撚り合わせれば撚り合わせるほど糸は太くなって行くのです。