2015.12.18
糸の本数、撚りの数。
こんにちは、ナカムラです。
前回まで「繊維の長さによる分類」を紹介してきました。
今回からは
『糸の本数や擦り数による分類』をご紹介していきます。
糸の本数や擦り数による分類
簡単に言うと糸の本数が「多い」か「少ない」か、
撚りの本数が「多い」か「少ない」かで分けられます。
まず糸の本数が違うとどう違ってくるのかを見て行きましょう。
紡績して出来た1本の糸を「単糸」といいます。
2本以上の単子を撚り合わせて作った糸を「撚り糸」といいました。
「撚り糸」は撚り合わせる糸の本数によって分けられます。
・双糸
・三子
・四子
おおまかには、この3つに分けられます。
では、この3つをそれぞれどんな糸かご紹介しますね。
双糸
2本の単子を、撚り合わせた糸。二本撚りとも言います。
三子
3本の単子を、撚り合わせた糸。三本撚りとも言います。
四子
4本の単子を、撚り合わせた糸。四本撚りとも言います。
簡単に図に表してみました!!
単糸を撚り合せると、そのぶん糸が太くなります。
単糸を2本撚り合わせると糸は2倍の太さになり、3本撚り合わせると
糸の太さは3倍になり、、、、とこのような感じで
撚り合わせれば撚り合わせるほど糸は太くなって行くのです。