ソーイングの豆知識

2015.12.15

糸調子を合わせる

 

こんにちは、クロコミのナカムラです。

 

本日の八千代は雨です。

明日は晴れる事を願っています!!

 
今回は少し詳しく糸調子についてお話しします。

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少し糸調子について、おさらいですが、

ミシンでは上糸と下糸が絡み合って縫い目を作っています。その上下の糸の強さ

を生地や糸の種類に合わせて調整していかなくてはいけません。
 

上糸と下糸の引っぱり合う力の強さを均等にすると、布の中に上糸と下糸の

絡み目がかくれるので、上から見ても下からみてもキレイな縫い目に見えます◎

それが、糸調子です。

では、これが正しく調整された縫い目です。

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布の種類によって、糸の調子の合わせ方が変わる。

と上記に書きましたがなぜかわかりますでしょうか?

 

それはミシンの上糸が布に一度刺さってから、下糸をすくい、

布の上に引き上げられるからです。
つまり、布の中を通り抜けるときの抵抗が布の種類によって変わるんですね!

 

その代表的なものとして、
「合皮・ビニールコーティング生地」などがあげられます。

 

繊維状になっている布とは違って、合皮やラミネートされた

ビニールコーティング生地には繊維の穴が開いていない状態から縫い始めます。
針が刺さって出来た穴の中を糸が通って行くのです◎
つまり、普通の生地より糸が通り抜けるときの抵抗が強くなるんですね。

その為上糸調子を通常よりもグンと強くしてあげる必要があります!

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私もよくビニール生地を縫うときがあったので

この方法を知ったときは仰天!
 

ミシンではビニール生地は縫えないとおもっていました、、、

みなさんも是非、試してみて下さいね◎!!

布の上にひっぱり上げきれなかった糸は、布の裏側でぐちゃぐちゃと溜まって

絡まってしまうからです(;;)

実は、この様な状態が見た目は普通の布なのに起きてしまう事があるんです、、、、、
 

このお話は次回!! お楽しみに~(^o^)v