2015.12.17
織糸が硬い布を縫う時にすべき事。
こんにちは、ナカムラです。
今日急に寒くなりましたね〜
体調を崩さないように気をつけて下さいね◎
さてさて、前回にビニールコーティングや合皮は
普通の生地より糸が通り抜けるときの抵抗が強くなり、
その為上糸調子を通常よりもグンと強くしてあげる必要があります!
布の上にひっぱり上げきれなかった糸は、
布の裏側でぐちゃぐちゃと溜まって絡まってしまうからです。
実は、この様な状態が見た目は普通の布なのに起きてしまう事があるんです。
とありました。
さて、
実は、この様な状態が見た目は普通の布なのに起きてしまう事があるんです、、、の続きです。
皆様、わかりますか?
それは「織糸が堅い生地」です。
織糸が堅いと糸調子がしづらくてなんだか汚い見た目になってしまいます(;;)
縫い目はガタガタ、ところどころゆるんだ糸調子、、、
このような「織糸が堅い布」はどうやって調整したらいいのでしょうか。
まず、”織糸とは”なんなのか、
布は糸が何本も縦と横に織られて出来ています。
このように布を作っている糸のことを織糸といいます。
織糸は細いのから太いの、ムラがあるのからまっすぐな物、ラメ入りのや
柔らかいの、堅いのまで、、、沢山の種類があります。
その織糸1本1本が堅い糸で出来ている生地があります。
丈夫な種類の生地でキャンパス地やオックス生地等が含まれます。
この様に堅い糸で織られている頑丈な生地は糸が布を通る時の抵抗が強いのです。
そんな生地のときの糸調子はどうしたらいいのか、、、、
それは、糸を標準より細い糸にしてあげましょう!!
(#90の糸が見つかりませんでしたが、、#90がベストです!)
生地が堅く厚いのに細い糸で大丈夫なのか、、
大丈夫です!
糸の太さが太いほど糸調子は強くしてあげないといけません
細いほうがバランスがとりやすいこともあるのです。
そしてもう一つの問題点。
縫い目がガタガタしてしまうのはなぜなのか?
針が刺さる時は、布の繊維の目に入っていきやすくなる習性があります。
なので、布の繊維の方向に対してまっすぐに縫ってあげないと
針がすぐ隣の目に落ちてしまい、出来上がりの縫い目が「ガタガタ」に
見えてしまいます。
繊維に対してなるべくまっすぐ縫える様に針は
生地の目に入りやすいように少し細い針にしてあげましょう◎
布自体が丈夫なものなので、カバンを作ったり、学校小学校のシューズ入れなどを
作るのに使われる方も多いのではないかと思います。
今回の事を是非、参考にしてください!!