Let’s study 播州織

2016.02.16

生地のミミについて

 

 

 

こんにちは、ナカムラです。

 

これまで糸について深く深く見てきました。(少し難しかったですよね、、)
今回は難しい話しは置いといて、、、

少しゆるめにいきましょう〜

 
今回は生地の「ミミ」について

 
生地を買った事がある方は必ず見た事がある「ミミ」。

わたしは始めなんだこれ??切り忘れか??

と思っていました。笑

 

しかし「ミミ」には生地を織り上げる上で重要な役割があるのです。

 

 


ミミ

 


 

 

02

 

布地の両端の部分にある糸がびろびろと出ている所の事をいいます。

ミミは生地のほつれや伸び縮みを防止するために始末された

ところで、ミミの部分だけ違う織組織になっています。

 

その組織を「ミミ組織」といいます。

 

 

薄地の織物では 耳は地よりも肉厚にするようにしてあります。

織っている最中に耳が緩んで緯(糸)入れ支障が出ないように、

また 染加工中にほどけないように、、する為です。

 

 
ミミには色んなミミがあります。

 

糸がビロビロと出ていたり、穴があいていたり、、

ビロビロの糸が長かったり、短かったり、、

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04

03

 

これは穴が開いているタイプです。↓01

 

また、メーカー名がプリントされていたりするものもあります。

メーカー名の部分をあえて使うのもカワイイですね。

 
しかし、耳の近辺の地は歪が残っていることがありますので

あまりギリギリまで使わない方がいいです!

 

また端の方は重要な部分に使わない方が良いと思います!

でもミミの部分だけ切り取って何かのアクセントに使う、、、

とかもオシャレだと思いますよ!

 

ミミによってや、作りたいものによって臨機応変に行きましょう〜