Let’s study 播州織

2016.03.09

織り工場見学日記。 Part2

 

 

先日クロコミオリジナル生地が生まれる工場、近藤織布を見学しました〜

 

 

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これはデジタルの織機です。

シャトルが動いて生地が織り上がっていきます。

経糸がいっぱい並んでいる所に走り抜ける緯糸を

織る為のシャトル。

 

緯糸を運ぶシャトルは往復し続けます。

そのシャトルが今まで見たことのないような早さで行き来するので、

シャッターを切りながら驚いてしまいました。

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なんとかシャトルの形を捉えようとしましたが捉えれず、、笑

早すぎました。

そうこうしているうちにキレイな柄の生地がどんどんどんどん出来上がって行きます。

さて、このような生地の織り模様はどのように出ているのでしょうか?

デジタルは織機にあるコンピューターにデータを入れて

織り上げて行くのですが、アナログの織機はどのように

この織り模様をどうやって出しているかご存知ですか?

それは・・・コレ!

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パンチカード!

この穴で織物の柄や織り方をデータ組みしているのです。

今ではこのパンチカードの役割をさっきのようなデジタル織機の

コンピュータが担っている機械が多いです。

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パンチカードが沢山並んでおりなんだか楽譜のように思えてきました。

 
そしてこれがミミのいらない部分をカットする所。

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ミミを織るのは生地を織る部分とは違います。

ミミはミミで織られます。

そして織りながらミミのいらない部分は切り落とされて

綺麗な状態の形で生地は出来上がってきます。

この他にも色々な工程があり、クロコミの生地は作られています。

まだまだ書ききれませんが工場見学日記はこれで終了!

とても良い勉強になりました〜♪

 

クロコミの生地はこのように職人さんの丁寧な技術に支えられています。

とても奥が深い播州織。

そんな播州織の背景をこれからもたくさん伝えていけたらといいなと思います。