2016.03.14
織物の柄
こんにちは、ナカムラです!
今回は「織物の柄」について
紹介したいと思います。
私が前に、ふと、思ったのは
織物の模様はどうやって入れているのだろう?
たて糸とよこ糸しかないのに、
柄はどうやって入れているのかな…と思いました。
今回はそんな織物の柄について紹介したいと思います♪
織物の基本は
1
まず、タテ糸をたくさん横ずらーっとに並べます。
2
次に、並べた糸に番号を振ってみましょう。例えば並べた糸が100本なら1〜100まで。
3
偶数の番号の糸2、4、6、・・・100までの50本の糸を一緒に少し上に上げます。
4
同時に、奇数の番号の糸、1,3、・・・99までの50本の糸を一緒に少し下に下げます。
5
すると、糸の偶数グループと奇数グループの間に隙間ができます。
その隙間にヨコ糸を通していきます。
6
50本の上に上げていたタテ糸、50本の下に下げていたヨコ糸を元の位置に戻します。
7
これで1段目が織れました。今度は偶数グループのタテ糸50本を真下に下げ、
奇数グループのタテ糸50本を真上に上げます。
8
またタテ糸偶数グループとタテ糸奇数グループの隙間に新しいヨコ糸を通します。
9
50本の上に上げていたタテ糸、50本の下に下げていたヨコ糸を元の位置に戻します。
こんな感じで3から9の工程をずっと繰り返し続けると
タテ糸とヨコ糸がどんどん規則的に絡み合ってほぐれない布になります。
今回はタテ糸が最も単純に上下してできる一番シンプルな織物、
平織(ひらおり)というものを紹介しましたが、
このタテ糸の上げ方をいろいろ工夫すると、様々な種類の織物が出来上がります。
タテ糸1本1本をそれぞれ独立して上下できるような仕組みを作れば、
その動かし方で自由自在に柄ができるんです。
ここにこの色の糸を入れる、入れないという動作が複雑に
絡み合い、織物の柄が出来上がって行くのです。
織物の柄については少し複雑なのでまた、しっかり書きたいと思います。