2016.04.25
織物の方向性
こんにちは、ナカムラです。
今回は織物の方向性について紹介したいと思います。
まず、織物を色々な方向に引っ張ってみてください。
タテやヨコに引っ張るよりナナメに引っ張るほうが
生地が伸びませんか?
織物は基本的に3つの方向、タテ方向、
横方向そしてナナメ方向に異なる性質があります。
ちなみにナナメ方向のことをよく「バイアス方向」と呼びます。
※よくソーイングに使うバイアス生地はナナメにカットした生地
のことをいいます。
織物はタテ、ヨコ、バイアス方向など、方向によって、異なる性質があります。
例えば、織物のバイアス方向の伸縮性は、タテ、ヨコ方向に対して、
かなり大きいので、織物の伸縮性に関する方向性が大きいです。
織物は製織、仕上げの各段階で、縦方向に常に伸長され、
また織糸の打ち込み数も縦と横では違うので、
縦方向と横方向についても方向性が見られる事もあります。
また、タテ糸とヨコ糸に方向性があるため、方向による色の違いが生じる。
それぞれの方向性について
タテ糸の方向
布地はたて地は伸びにくいので、たて地にあわせて
裁断することで「型崩れ」しにくいです。
ヨコ糸の方向
タテ糸に交差しているヨコ糸の方向のこと。
バイアス方向
バイアスは斜め方向のこと。
たて地に対して45度の角度が正しいバイアスになります。
生地はバイアス方向が最も伸びやすいです。
それぞれの方向の伸びやすさ
伸びやすさ = バイアス 〉 よこ地 〉 たて地
裁縫をするさいには生地の方向性に注意しながら
裁縫したいですね。
是非参考にしてみてくださいね♪