2017.02.03
染色について – 試験室
こんにちは、ナカムラです◎
播州織の染色についてお話しています。
前回は「反応染色」についてお話しました。
今回は染色の色実験についてです。
先染め、といっても糸をいきなり染める事はしません。
「○○っぽい色の糸がほしいんやけど…」と言った
作り手さんの要望の色をコットンやリネン、ウールなど各素材に
適した染料や染め方を「試験室」で一度
本番とまったく同じ条件の試験を行うのです。
その後、ロットや、素材などの状況に合わせ、
それぞれの染色法法で染め上げて行くんです。
試験室には様々な濃度の染料が入ったビーカーがあります。
基本的な染料は数種類ですが、
それぞれを抽出し混ぜ合わせる割合を微調整して、
出したい色を作って行きます。
なにごともまずは実験!
そして染色のこのようなしっかりとした細かな仕事が
とっても大切なんです。